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2024/11/17 14:38

オトナの遠足🚶☕🍶大阪タリーズお遍路デラックス❇️プチ遠征編🚋《前篇》

大阪府内のタリーズ店舗をご紹介してきた“お遍路”ですが、今回は初めて大阪を飛び出してお隣の兵庫県。

予告通り、9/5ポイさんが投稿されて大反響のあった“ヤバすぎるタリーズ”タリーズコーヒー&TEA伊丹店を中心に酒蔵通り周辺エリアをご紹介します。

https://community.tullys.co.jp/announcements/xjyfbewekj4dxxyo

 

題して“オトナの遠足”大阪タリーズお遍路デラックス❇️プチ遠征編🚋

 

しばしの間、お付き合い下さい🙇

 

 

【伊丹市の基本情報】

兵庫県南東部の阪神間に位置し、周囲は兵庫県尼崎·西宮·宝塚·川西各市や大阪府豊中·池田両市と接しています。

地形は全体に平坦で東部に猪名川、西部に武庫川という大きな川が流れています。

鉄道は市域の東部をJR宝塚線(伊丹、北伊丹の2駅)、阪急伊丹線(伊丹、新伊丹、稲野の3駅)が走っており、それぞれ大阪、神戸および阪神地域の諸都市をむすんでいます。

JR伊丹駅には快速が停車。

大阪までは約15分、三ノ宮までは約25分。

阪急伊丹駅から大阪までは約20分、三ノ宮までは約30分。

大阪や神戸にも近く通勤や通学にも便利な為にベッドタウンとしても人気があります。

平坦な地形の為、自転車を移動手段とする市民も多く、市は自転車を安心して利用出来る環境づくりに力を入れています。

 

面積 25平方km

人口 約195,000人

 

※コチラの画像はネットよりお借りしました

 

✈️皆さんが「伊丹市」と聞いて一番にイメージされるのはおそらく『大阪国際空港(通称:伊丹空港)』かと思われます。

その伊丹空港は大部分が伊丹市にありますが、実際は隣接する大阪府豊中市と池田市の3市にまたがっており、そして空港内にはかなり複雑に飛び地が存在しています。

※コチラの画像はネットよりお借りしました

かつて空港の近隣都市は航空機の騒音等に悩まされ続け、1973(昭和48)年には伊丹市が大阪国際空港撤去都市宣言を市議会で採択。

しかし1994年関西国際空港の開港後に国際線の大型機が姿を消し伊丹空港の利用便数·客数が激減。

さらに関空への統合と伊丹空港そのものの廃止が論議され始めると態度を一変。

次第に空港を「市の重要都市資源」として位置づけるように。

2007(平成19)年には「大阪国際空港と共生する都市宣言」を採択するに至っています。

※飛び地の件については『伊丹空港 飛び地 なぜ』で検索頂ければ画像の記事がヒットします。

 

🍶そして伊丹は日本でも有数の酒処(さかどころ)でもあります。

日本三大酒処である兵庫県·灘(灘五郷)、京都府·伏見、広島県·西条。

「灘の生一本」で有名な日本一の酒処である灘五郷と並んで江戸期から今なおその名声を維持している伊丹。

摂津の国、伊丹(現在の兵庫県伊丹市)は鎌倉時代末期から戦国時代にかけて伊丹城(後の有岡城)の城下町、江戸時代初期からは池田(現在の大阪府池田市)と並ぶ日本最大の清酒の生産地として繁栄。

清酒発祥の地と云われる鴻池村も伊丹市内にあります。

伊丹で作られた酒は“丹醸(たんじょう)”と呼ばれ高級酒としてもてはやされ偽物が出回った程。

最盛期には85軒もの酒蔵がありましたが、現在は小西酒造と伊丹老松酒造の2つだけが残っています。

 

折しも日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産へ登録されるとの報道がありました。

改めて日本酒や酒造りへの関心が高まるのは必定であり、これを絶好の機会と捉え今回のお遍路の地に選びました。

 

 

🚶お遍路の際は他のお客さんやお店に極力ご迷惑をお掛けしない為に出来るだけ開店と同時に入店し店内を撮影するよう心掛けています。

コチラの店舗の営業時間は何と曜日に関係なく7:00~23:00。

7:00のオープンに確実に間に合うよう出発。

※コチラの画像はネットよりお借りしました
5:30過ぎ出発です
京阪守口市駅                       5:40頃なのでまだまだ暗いです  
JR京橋駅
JR大阪駅5·6番線ホーム
左の6:33発新三田行に乗車
6:50過ぎのJR伊丹駅

 

見えてきました

ポイさん投稿時の私の返信でもご紹介しましたがこの建物、【2016年グッドデザイン賞】【第17回兵庫県人間サイズのまちづくり賞〈奨励賞·まちなみ建築部門〉】【第2回伊丹市都市景観賞】を受賞するなど非常に高く評価されています。

※設計·施工は住友林業

 

軒の深い木造平屋のフォルム、力強い木組みの架構。

街並みに大きな影響を与える屋根は、地産地消の観点から景色に馴染む地元淡路産いぶし瓦一文字葺き。

※ちなみに日本3大瓦産地は三州瓦(愛知県三河地方)、石州瓦(島根県石見地方)、淡路瓦(兵庫県淡路島)

エントランス近くにさりげなくある伊丹町道路元標

そしてこの店舗のハイライトは何といっても間口54mに及ぶ無柱の吹き抜け大空間。

ポイさんの投稿やネット上の画像を確認していたとはいえ、実際にこの大空間を目の当たりにすると感動すら覚えます。

厨房などオペレーション関連を空間中央にアイランド配置。

必要な耐力壁を内部間仕切りで確保し場所ごとに違うくつろぎと景色を提供するという実に巧みな空間設計。

 

酒蔵通りに面した北側は少しダークな色調のフローリングにソファ席が多く落ち着いた印象
本日のコーヒー(エスプレッソクラシコ)とたっぷりタマゴサンドを頂きました

 

 

駐車場に面する南側は明るめのフローリングにテーブル席が多くカジュアルな雰囲気
駐車場との間には緩衝帯としてのテラス席と植栽があり直接クルマは眼に飛び込んできません
赤いオーニングがオシャレです

 

 

実はひとつ疑問に思っていた事が。

2014.12.20のオープン時の記事や画像を確認すると全132席なんですが現在は170席!?

2017年の画像                      132席とあります                      ※コチラの画像はネットよりお借りしました

なんと38席も増えています。

先月オープンし私が一番乗りさせて頂いた京阪京橋駅片町口店が全38席だったので丸々一店分増えているようなもの。

 

ポイさんが投稿されてすぐにこの店舗について検索しているうちにヒットしたのがグッドデザイン賞のサイト。

2016年の受賞ギャラリーの木造商業施設として挙がっているのが「タリーズコーヒー伊丹店」と「イタリアンレストランgrazie」。

 

実はこの建物、オープン当初は西側の半分に(ココから約100m程南側にある)伊丹シティホテルが経営する“grazie(グラーツィエ)”というカジュアルイタリアンレストランが入居(オープンは2015.1)していましたが誠に残念ながら2018.5.31に閉店。

※全92席(ホール54個室12テラス16)

このお店、伊丹シティホテルの別館レストランという位置づけでもあり朝食のメニューにはこだわりの和定食もラインナップ。

こだわりの和定食 ¥800                   ※コチラの画像6点はネットよりお借りしました

レビューを見る限りは結構評判良かったように思えるのですが…

 

その後は&TEA伊丹店のフランチャイジーである伊丹産業さんのSB伊丹中央ショップが現在も営業されています。

どうやらレストラン撤退後、西側の改装の際にSB ショップ内にも店舗を拡張し席数を増やしたというのが真相のようです。

 

🏯この店舗のある酒蔵通りはJR伊丹駅から西に伸びる通りで、有岡城址、本泉寺、大溝の再現や長寿蔵など伊丹を特徴づける個性あるまちなみ資源が立地しています。

残された伝統的な酒蔵や社寺、伝統的町家の景観を大切に守る為、『伊丹市酒蔵通り都市景観形成道路地区』に指定されています。

この指定は建築物は勿論、門·塀·柵、駐車場、日除けテント、自動販売機の設置、屋外広告物に至るまで基準が定められています。

こんなニトリ初めて見ましたワw
ニトリの外塀沿いに再現された大溝跡
景観に配慮した建物が並んでいます

ワンモアでテイクアウトした本日のコーヒーを手にJR伊丹駅すぐの有岡城址へ。

 

NHKの大河『軍師官兵衛』で岡田准一さんが演じておられた黒田官兵衛が、織田信長に対し謀反を起こした荒木村重を説得に訪れるも逆に幽閉されてしまった場所として有名。

JR伊丹駅前のフランドルの鐘と官兵衛ゆかりのの藤
幽閉された官兵衛が牢の中から力強く咲く藤の花を見て生き抜く勇気を与えられたという                官兵衛の拠点であった姫路城の子孫樹を植え「官兵衛ゆかりのの藤」と命名                       ※コチラの画像はネットよりお借りしました

南北朝時代に伊丹氏が築城した日本最古の天守台を持つ平城である伊丹城。

天正2(1574)年、荒木村重により攻め落とされ大改修を受け有岡城に改称。

天正6(1578)年、荒木村重は謀反を起こし籠城するが翌年落城。

歌川国芳画「村重が饅頭を喰らう」
コチラの画像2点はネットよりお借りしました

 

伊丹城を大改修し完成させた有岡城の最大の特徴は惣構え(総構え)。

周囲に堀や土塁をめぐらし、街屋敷や町家を配置し防御帯を設けた城郭構造。

左の緑が有岡城址                    真ん中のスロープの先はJR伊丹駅
JR伊丹駅の向こうにあるのはイオンモール伊丹

しかも城の東側を流れる伊丹川との間は崖になっておりさらにその東側には駄六川と猪名川が流れており、これらの河川が天然の要害となっていた。

この先で猪名川と合流する駄六川

 

いかに信長が1年近くも攻めあぐねたという堅固な守りの城郭とて、補給路を絶たれ兵糧攻めにあえばその末路は明々白々。

村重は嫡子村次のいる尼崎城に逃れ、まもなく主を失った城は侍町を焼き払われて陥落。

主君である信長に反旗を翻した者の末路はこうだとばかり、あわれ荒木村重一族と重臣たち、家臣や妻子たち、それ以外の人質など合わせて670名は女子供も容赦なく○○されてしまった😢

 

上の歌川国芳の浮世絵の村重は饅頭を咥えているという妙な場面ですが、信長が村重と初対面の際

に刀の先に饅頭を突き刺して差し出すと何のためらいもなくそのまま饅頭を咥えてみせ信長の信用を得たというエピソードを描いたもの。

(そういえば饅頭に切れ目が入っていますね)

信長の信頼を得た村重は大活躍、摂津の国を任される訳ですが様々な紆余曲折の末に謀反を企て失敗。

自身は逃れたものの妻子や家臣などを見せしめに皆○しにされかつての名声は地に堕ちてしまいます。

しかし信長の○後まで生き延び利休十哲の一人に称せられるほどの茶人として活躍するという数奇な運命をたどった人物だったそうです。

※利休十哲:千利休の高弟といわれる武将10名

 

 

🍚お昼前になりタリーズの真向かいにある今回のもう一つの大きな目的地『白雪ブルワリービレッジ長寿蔵』へ。

“山は富士、酒は白雪”で知られる白雪の小西酒造の約250年の歴史ある酒蔵をリノベーションし、清酒作りを学べるミュージアムやレストラン、ショップが一体となった食の情報発信拠点。

&TEA伊丹店が出来る数年前に一度来ましたが今回改めて訪問。

ショップ前にある若山牧水の歌碑
KONISHI ビールテイスティングセット
長寿蔵御膳を頂きました
ご馳走様でした
レストランの2Fはミュージアム
清酒造りが学べます
ショップでフレッシュなのとコクがありまろやかなのを試飲しました😆

 

取り敢えずココまでを前篇とします。

改めて後篇を再編集して投稿させて頂きます。

どうぞよろしくお願い致します🙇🏻

 

 

 

 

 

 

 

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5 件の返信 (新着順)
ポイ バッジ画像
2024/11/18 09:46

すごい✨すごい🤩
楽しすぎる投稿😍
はやく後編を読みたいです!



向かいの酒蔵、気になっていましたが私も朝に行ったので外から眺めるだけでした

森のカフェ バッジ画像
2024/11/18 05:51

フゥ💨 読みごたえある詳細リポートお疲れ様です😊
木の色調がとても美しいお店なんですね。中間の柱が無いなんて教会みたい🤔 こうゆうお店が近くにあれば毎日通いたい。
行きたいお店がまた一つ増えました😊

ジーコ
2024/11/17 20:19

大昔に夜に白雪ブルワリービレッジ長寿蔵で気の合うメンバで飲んだことがよみがえりました
地ビールを専用ボトルに入れてもらいお土産にしました(笑)


ralikkuma バッジ画像
2024/11/18 07:08

おはようございます。
さすがはジーコさん。
大昔に体験済みとは👍
山登りのお仲間でしょうか?
羨ましい限りです😊

ジーコ
2024/11/18 07:24

当時は震災前だったかと思いますが西宮に引っ越ししてご近所の方と和気あいあいと楽しい飲み会でその後もお付き合いが続いています。

にゃにゃ バッジ画像
2024/11/17 16:57

始発?でお遍路お疲れ様でした!
すごく沢山のお写真を撮られましたね!
&TEA伊丹店は、席数が多いだけあって
とても広いのですね!
色んなお席があり、全部座ってみたいです。
1番氣にいったのは
窓際の白いソファー席です。
外を眺めながらゆったりできそうで
今の季節は良いですね!
真夏は日差しが暑くて辛そうですが。

荒川村重さんと言う武将?
初めて知りました。
饅頭の絵は、最初顎だと思ってしまいました。
よく見たら、刀の刺し跡が付いていますね。
歴史もよくご存知で、勉強になります。

matusko
2024/11/17 16:33

朝早くからたくさんのお写真ご苦労様でした。
外見は可愛らしく店内は温かみがあって素敵ですね❗️
これだけの数の写真を撮るだけても大変だったと思います。
お疲れ様でした。


ralikkuma バッジ画像
2024/11/17 17:18

ありがとうございます。
さすがに始発ではありませんが、朝暗い時間帯に出てずっと酒蔵通りエリアを歩き回り撮影していましたw
その為ココに投稿出来ているのはごく一部にすぎません。
集成材とはいえ木の自然な色合いとダウンライトや間接照明のおかげで暖かみのある空間につつまれてリラックス出来ます。
エリアによって床材の色調や椅子、テーブルなどを変えているので、その時の気分によって座席を変える楽しみもあります。
絵を見て私も顎だと思ってましたw
特に歴史に詳しい訳ではありませんが、にわかはにわかなりに勉強して間違いのないように心掛けています😊