2024/05/01 12:36
まるで街の必需品のようにカフェがたくさんある。ランチのあとや、ちょっとした打ち合わせ、待ち合わせにとても便利なスポットだ。なんども通ううち、お気に入りのところもいくつかできてきて。それぞれに特徴があるのに気づく。タリーズなら、じつはコーヒーでなく、トートバッグをすぐに思い浮かべる。はじめてタリーズに入ったのは、もう思い出せないほど昔のことだけど。印象的だった。カウンターの端に絵本がならべてあって、面白い活動をしているのだなと思った。トートバッグは二度目に入ったとき。店頭にディスプレイしてあったのを見て、珍しいことをしているなと思った。そして買った。A4サイズの書類が皺にならず運べそうなカチッとした仕上げが気に入った。いま使っているのは2代目。買ってから10年くらいにはなる。絵本といい、バッグといい、こうした文化の発信方法があるのだなと、新鮮に感じた。あるとき、偶然ひらいた雑誌にわたしとおなじトートバッグの愛用者が載っていて、一日出張程度ならこれで十分。永らく使っているとの記事があった。その時以降、以前より自信をもって持ち歩くようになった。わたしも妙なブランド信仰に侵されているのだと、改めて認識した。