1月24日（水）発売のシングルオリジンコーヒー
「ホンジュラス サンセバスティアン パカス 100％」
その鮮やかな風味とユニークな味わいに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そんな個性あふれるホンジュラスの西側の雄大な山と山に挟まれた“風の谷”、サンセバスティアンで生まれたコーヒー「パカス種」についてご紹介します。

新しいコーヒー体験に興味がある方や、次のコーヒー選びに迷われている方はぜひ参考にしてみてくださいね。


 

“風の谷”で作られる特徴的なコーヒー

産地である「サンセバスティアン」は、中米に位置するホンジュラス西側にある雄大な山と山の間、風の通り道にある小さな集落の名称です。温暖で湿度が少ない特有な環境であるこの“風の谷”でパカス種のコーヒーは作られています。
 

この風の谷は非常に限られた生産地帯であり、この土地の生産者たちは収穫・精製・乾燥まで すべてを生産者自身で行い、家族でコーヒー生産を行っています。

めずらしい パカス種100％

スペシャルティコーヒーとされる品種であるアラビカ種の中の品種のひとつであるパカス種は、ホンジュラス隣国のエスサルバドルで発見されたブルボン種にルーツを持ち、標高が高いところに適する品種で他の品種と比べ小粒なのが特徴です。

こちらは、乾燥後の焙煎される前の生豆の状態、左側がパカス種です。少し縦長の形状である右側の品種と比べ、丸みを帯びたころっとしたような形が特徴です。

このパカス種が、風の谷サンセバスティアンの標高約1,800m付近の厳しい環境で育まれることで、この土地ならではの独特なフレーバーが醸成されていきます。

こちらが、焙煎後のコーヒー豆です。

膨らんだ状態をみても小粒である特徴がわかります。粒の大きさが他の品種と異なる為、焙煎の調整が難しく、試作・試飲を重ねて味わいの特徴が最大限活きるベストな状態の仕上がりを見つけだし完成しました。
 

では、エルサルバドルで発見されたのパカス種は、いつからサンセバスティアンで生産され始めたのでしょうか。それは、約40年前に生産者の中心人物であるオスカル氏がこの地にパカス種を持ち込んだことが起源といわれています。


みなさん、気づかれましたでしょうか✨
実は、パッケージにもオスカル氏の姿が描かれています。
 

個性あふれる、ユニークな味わい

こうして生まれた「ホンジュラス サンセバスティアン パカス100％」は、甘いアロマとなめらかな口あたり、ジューシーで鮮やかな酸味が特徴です。カラメルのようなほろ苦いコクとグレープ、トマトを思わせる複雑で豊かな風味が感じられます。

 

おすすめのフードペアリングは、「シナモンロール with ヘーゼルナッツ」。


シナモンの豊かな風味とヘーゼルナッツの香ばしさとホンジュラスの鮮やかなフレーバーの絶妙なバランスの良さを感じられます。

他には、「木頭ゆずブラウニー」や「アップルパイ」とのペアリングもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。

 

みなさん、ホンジュラスのコーヒーの魅力感じていただけましたでしょうか。コーヒー産地への旅気分でお楽しみいただけましたら幸いです。

現在、タリーズコーヒースクール「シーズナルビーンズコース」では、「ホンジュラス サンセバスティアン パカス100％」のテイスティングやさらに詳しく産地のことや生産方法、味わい方などをご紹介しています。


ぜひこの機会に、風の谷から届いた季節のコーヒーを体験してみてくださいね🤗✨