メタモルフォーゼ
先程通勤途上にある花博記念公園鶴見緑地で撮影(7/9 22:00過ぎ)したクマゼミの羽化の様子です。
木の幹や枝に卵として産み付けられた後、数々の脅威(野生動物、気候、細菌等、そして人間…)から無事逃れることが出来た数少ない幼虫だけが体験する劇的変化。
ただ、このドラマチックな変貌の瞬間ですら危険と隣り合わせ。
外骨格である昆虫は成長の為に古く小さくなってしまった外皮を脱皮で脱ぎ捨てる事により大きくなります。
しかし脱皮直後の数時間は外皮は非常に柔らかく動けないので無防備そのもの。
野生動物の格好の餌食(えじき)になってしまいます。
事実私も羽化途中でアリに襲われ犠牲になったセミの幼虫を何度も目撃しています。
幸運にも天敵からの攻撃を受けずに済んだ成虫のみが残り少ない時間を謳歌(おうか)出来ます。
ところで皆さんセミの寿命ってご存知でしょうか?
昆虫の中でもセミは幼虫の期間が特に長いことで知られており、東日本でポピュラーなアブラゼミは3~4年、西日本でポピュラーなクマゼミは4~5年だと言われています。
アメリカにはジュウシチネンゼミという文字通り幼虫の期間が17年間というとてつもないセミが知られています。
これに対しセミの成虫の寿命は昔から1週間前後であると言われてきましたが、近年の地道な研究によりその常識が間違いであったと判明しています。
ある研究によって確認された生存日数はアブラゼミ32日、ツクツクボウシ26日、クマゼミ15日(実際はもっと生きているはず)。
クマゼミを例にとると、幼虫の期間は260週(52週×5年間)、成虫を2週と考えると2 /262=0.7~8%!(※卵の期間は計算に含めていません)
人間に当てはめると人生80年と仮定して80年×0.8%=4160週×0.8%=33.28週(8ヶ月強)。
79年余りの間、部屋に引きこもっていて人生残り9ヶ月を切ってから初めて外界と接触しパートナーを見つけ子孫を残さなければならず思わず「人生って何?!」と嘆きたくもなります😅
暑い盛りにはついつい「うるさいなァ!」などとセミの鳴き声を愚痴てしまいますが、その苦難の連続を逃れての最後のいのちの輝きに想いを馳せることが出来たなら蝉しぐれにも違った印象を持って優しい気持ちになれるような気がします😊
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投稿を表示神秘的です。
凄すぎます。
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投稿を表示すご〜いレポートありがとうございます😊
いつも頭が上がりません🙂↕️
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投稿を表示蝉の成虫は約1週間ってこの歳まで間違った情報を覚えていました
実際には約1ヶ月、とても勉強になりました
近年都内でも多くのクマゼミ見るようになりました
気候が確実に変わってきていますね
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投稿を表示美しい!
人力では作り出せない自然の美、感動です!
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投稿を表示なかなか観られない事象をお写真にしていただきありがとうございます
脱皮直後の羽がとても綺麗です
人間でいうと大器晩成型と言うか長年研究に携わり日陰の存在ながらノーベル賞受賞者のような感じをしました
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投稿を表示神秘的ですね~✨✨✨
貴重なお写真ありがとうございます。
一斉に鳴き出す蝉の声は毎年夏に里帰りした田舎の実家で従兄弟と朝から晩まで遊び回っていた子供の頃を懐かしく思いだします🍉
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