今日も暑いですが、同じく暑かった先週末の20時半過ぎのお話です。(ちょっと長いです。ごめんなさい。🙇‍♀️)

近くのスーパーに行こうと歩いていたら、フードデリバリーの最中の男性に「〇〇さんってどちらかご存じですか」と聞かれました。

この辺のマンションの方からの依頼らしいのですが、見つからないと。私も一緒に探そうとスマホで地図検索をしていたら、通り掛かった見知らぬ母娘さん達もスマホを取り出して検索に参加。
お届けがかなり遅れているようです。あちこち走り回るデリバリーのお兄さんの姿を見た母さんが、「この姿を見せてやりたいわ。」とポツリ。

闇雲に走り回るお兄さんを呼び戻し、住所を再度聞いたところ、なんと同じ地区名ではあるものの近隣の別の市町村であると判明。

実はそのお宅近くまで行ってご依頼主に電話で確認したけれど見つからなかったそう。そこで地図アプリで再度探して表示された地図をよく確認しないまま、一生懸命自転車を飛ばしてここまで来たと。

すぐにご依頼主に2度目の電話をかけて謝るも、かなり怒ってらっしゃるよう。

この夜は、もうすぐ21時だというにまだ暑く湿度も80%超えでした。こんなコンディションで、街灯も少ない中アップダウンのある道を自転車でまた戻るのか、しかも対面して怒られるのは必至。

「ちゃんと確認しなかった僕が悪いんです。」とお兄さん。母娘さんも私も「一生懸命やってるんだし、しょうがないよ。頑張って。」としかかける言葉がありませんでした。焦って自転車で怪我しないで無事に帰ってね、と願いました。

あの後のお兄さん、ご依頼主やお店の方に何と言われたのかしら。
「こんなに暑い夜に、暗い中よく無事に届けてくれたね、ありがとう。」と言ってくれてたらいいけれど。怒られたよね、きっと。

こんなに一生懸命頑張ってるのにね、と胸がキュッとなる夜になりました。今日も暑い中、誰かのために運んでるのかな。

デリバリースタッフさん達、ありがとうございます。