さよなら　さよなら　さよなら 

もうすぐ外は白い冬

愛したのは　確かに　君だけ

そのままの君だけ🎵

関西人にはお馴染み大阪キタ(梅田)にある大阪新阪急ホテルが2025.1.4の営業をもって閉館されます。

 

大阪新阪急ホテルは東京オリンピックが開催され東海道新幹線が開通した昭和39(1964)年に開業。

幅広い客層を取り込むべく「1泊5ドルホテル(1,800円/当時1ドル360円)」としてオープン。

阪急大阪梅田駅やJR大阪駅至近の好立地もあいまってキタ屈指の人気ホテルとなりました。

手頃な宿泊料金は阪急東宝グループの創業者である小林一三が戦前に説いていた「特権者階級向けではなく、ビジネスマンが利用しやすいホテルを」という構想を高度成長期にあった時代に実現したもの。

国内外から多くの宿泊客を受け入れるとともに、フォード、カーター両元米国大統領の晩餐会が開かれるなど国際的なもてなしの場としても利用されました。

 

オープン以来60年、私と同じ還暦での営業終了であり感慨深いものがあります。

大阪在住の為、近すぎて宿泊での利用はなかったものの、地下1Fの老舗バイキングレストラン『オリンピア』は会社の新年会をはじめ個人的にも何度も利用していました。

 

年末にかけて間違いなく何度かは梅田に出かけますが、既に『オリンピア』は最終日まで予約でいっぱい。

果たして本当に利用出来る機会があるのかわからないので1Fロビーにあるラウンジ『ブリアン』に私なりのお別れのつもりで行って来ました。

建物自体の老朽化が著しい上、コ○ナ禍後の採算性の悪化の為の閉館で、現在のところ跡地の利用については未確定。

グループとしてはこの大阪新阪急ホテルを始め、阪急ターミナルビル、阪急三番街、阪急大阪梅田駅を一体化して再開発する『芝田1丁目計画』というプランを発表していますが、具体的な全体像は固まってはいません。

 

入れ替わりに2025.3にオープンするグラングリーン大阪南館に阪急阪神第一ホテルグループの最上級ブランド、ホテル阪急グランレスパイア大阪が開業。

既に宿泊の予約がスタートしています。

※グラングリーン大阪南館には関西初のタリーズプライムファイブがオープン予定。

 

南玄関そばのブリアンからフロント前を通り正面玄関側に抜けると

ホテル正面玄関左手に位置するこの場所は、元々2019年2月末までホテルのカフェレストラン『レインボー』があったところで同年9月フードホールに。

出店した3店舗のうち1店は関西初のUMAMIバーガーでしたが、コ○ナ禍の影響もあり大きな期待とは裏腹にわずか1年足らずで撤退。

そして2020年10月、フードホール全体がタリーズ大阪新阪急ホテル店としてオープン。

大阪のホテル内店舗としては5店目。

全98席はキタエリアのタリーズ最大級。

ホテル閉館の2025.1.4をもって一旦休業。

1/29より改めて営業するとのことですが、いつまでの営業かは未定とのこと。

建物自体の解体は既定なのでこの店舗もあまり長くは営業出来ないはず。

フェローの方々の配置転換やアルバイト·パートの方々の件もあり、実際は具体的なスケジュールは固まっていると思われます。

 

この店舗の利用は私がまだタリーズにハマっていなかった一昨年に大先輩からカフェラテをご馳走になった2度だけ😅

果たしてあと何度利用出来るのか？

 

ホテルのベーカリー『ブーランジェリー アンダンテ』でのパン・ド・ミの焼き上がりまでグランフロント大阪北館1F店にて時間調整。

 

 

 

 

 

実はもうひとつ。

地元大阪府守口市で長年愛されてきた喫茶店が36年間の営業を12/15(日)をもって終了されます。

 

この守口市に引っ越して来て四半世紀余り、私個人は年に数回程の利用でしかありませんでしたが、井戸端会議や地域社会のコミュニティとして多くの地元民から親しまれてきたお店。

先日お別れのモーニングを頂いてきました。

残念ながら通りを挟んで反対側にあるベーカリーも同時に閉店。

しかし現在のオーナーと別の方が共同で新たにベーカリーを開店するとの事。

 

同じ商店街にある老舗の和菓子屋さんも年内いっぱいで廃業。

11月半ばにも最寄り駅である京阪守口市駅前の老舗のサンドイッチ屋さんが閉店してしまい寂しい限りです。

 

ソコにあって、いて当たり前。

普段は全く意識もしないまるで空気のような存在がある日を境に永久に失われてしまうのは本当に辛く切ないです。

 

あなたの周りの当たり前だけど不可欠な存在に是非気付いて大切になさって下さい。