なんでも写真館

昨日はホムタリで本日のコーヒー(ハウスブレンド)とみみまでやわらかフレンチトーストのモーニングセットを始頂きました😆

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もうひとつの『聖地』

先日の『聖地』に引き続き今回は私の地元にある聖地を訪ねます。

※今回の投稿には一昨日(11/22)撮影分に加え3/30に撮影済の画像を多数使用しています。

クールジャパンの象徴のひとつ、世界に誇る日本のフィギュア文化を確立させた功労者と言っても過言ではないのが大阪の門真市にある

 

『海洋堂』

私のホムタリのあるららぽーと門真の最寄り駅である京阪本線門真市駅前の「門真プラザ」。

その商業施設部分にあるショッピングセンター内には海洋堂ホビーランドがあります。

何とショッピングセンター『イズミヤ』門真店の3Fフロア丸ごとが「海洋堂ホビーランド」と直営ショップ「ホビーロビー門真」。

まさにフィギュアマニアの聖地と呼ぶにふさわしい圧倒的なクォリティとボリュームの展示内容。

今回はそのごく一部をご紹介します。

創業となったたった一坪半の模型屋は私の住む守口市内にありました。

その後現在本社がある隣の門真市に移転し発展しました。

グレムリンの隣には「ザ・フライ」の撮影で使用されたモンスターが展示されていますが余りにグロテスクなので自主規制。

 

【美似(ミニ)の世界】

俳優の故·泉田洋志(本名 今清水英一)氏が50年の歳月をかけて収集したミニチュアコレクション。

海洋堂の製品ではありませんが館長が惚れ込んでこの場で展示。

※現在は海洋堂所蔵

単なるミニチュアではなく一点一点全て本物の職人に本物の素材を使用し作らせた実物の縮小版。

現在同じものを再現すると一体総額いくらになるのか想像もつきません。

 

入館には¥1000が必要ですが、館外の無料エリアにも沢山の展示スペースが。

 

今回の投稿は「聖地探訪」と題して以前から下書きを準備していたもの。

そのうち追加の撮影をして投稿しようと思っていたのですが、残念なことに今月11/30(日)をもって閉館😢

「さよなら」と題したのはその為です。

 

海洋堂ホビーランドの閉館は“テナント契約期間の満了”が理由ですがそもそもこのショッピングセンターを含む建物(1973年竣工)の老朽化が原因。

海洋堂がわざわざこの地を選んでホビーランドを開設したのは、市の重要なターミナルである門真市駅前にあるショッピングセンターであるにもかかわらず、なかなか埋まらない大きな空テナントスペースがあること。

そして海洋堂がこの門真で発展したことへの恩返しを兼ね、建替えに伴う撤退があることを承知の上でフロア丸ごとを借り切って出展したというのが実情です。

 

 

全国各地で進む(駅前)再開発と再開発商業施設の廃墟モール化

以前から耐震性の不足が指摘され長年の懸案であった建替えを機に、駅前広場を含む約2haに及ぶ大規模な駅前再開発がココでも予定されています。

前田建設工業、野村不動産、東急不動産、京阪電鉄不動産、旭化成ホームズの5社が進める「門真市駅前地区第一種市街地再開発事業」。

地上43階建(162m)、510戸のタワーマンションを始め商業施設や駅前広場などが整備開発される予定(2028年着工、2032年竣工予定)。

 

消滅可能性自治体!?

折しも消滅可能性自治体のひとつとしてリストアップされてしまった門真市。

松下電器(現パナソニック)の城下町として成長繁栄した自治体ですが肝心要(かんじんかなめ)のパナソニックの業績不振により下請けの企業も激減。

大阪を始め全国のアチコチにあった従業員寮や社宅の多くが廃止され用地は売却。

パナソニック自体の事業の再編で工場や物流拠点を大幅に整理統合し跡地は売却。

私のホムタリのあるららぽーと門真はコストコやマンションと同一の広大な敷地(約12ha)にありますがココもパナソニック工場の跡地。

私の母もかつては松下の下請けの工場でパートをしていましたがその会社も既に廃業しています。

 

もうひとつのさよなら

京阪本線西三荘駅から徒歩約3分、パナソニック本社敷地内には『松下幸之助歴史館』と『ものづくりイズム館』の2つからなるパナソニックミュージアムがあります。

2つのミュージアムのうち、ものづくりイズム館は残念ながら建物の老朽化を理由に今年12/26をもって閉館。

元々1968年に創業50周年を記念し開館した「松下電器歴史館」を前身とし、2018年にパナソニックグループ創業100周年を記念してパナソニックミュージアムをオープンした際、施設の老朽化を踏まえ期間限定の施設として開館したとのこと。

 

一昨日改めて見学に行ってきました。

※松下幸之助歴史館は存続し今後も無料で公開

 

こんな展示品も

EXPO'70大阪万博の際、サンヨー館に展示された『ウルトラソニックバス(愛称 人間洗濯機)』

本来建物の老朽化が理由なら建替えればイイと思うのですが、“企業ミュージアム”というイメージアップやPRの効果があるとはいえ、それなりの維持管理費用を要し利益を産み出さない施設に残念ながらこれ以上の資金を投ずる余裕がないのでしょう。

 

ものづくりイズム館の南隣にあるさくら広場ては

👉さくら広場の春の様子はコチラ

https://community.tullys.co.jp/announcements/ex0koer3tnamgk69

パナソニックが現在無償で公開している4ヶ所(幕張·門真·茅ヶ崎·豊中)計約6.4haのさくら広場とて、本業が奮わなければリストラの対象になりかねません。

 

全国各地で大規模な再開発が盛んに行われ新たな商業施設が誕生していますが、残念ながら全てが順調に推移しているとはとても言えません。

中にはオープンからわずか数年で客足がばったりと途絶え廃墟モール化している施設もあるようです。

若年層が減っている上に市内から働く場がどんどんなくなり高齢化が急速に進行しつつある中、大規模な再開発が若者を引き止める手立てになり得るのか？

駅前再開発や商業施設の行方は勿論、果たして門真市が将来も自治体として存続出来るのかが大変気掛かりでなりません🥺

 

⚠️パナソニックの登記上の本店は依然大阪府門真市となっていますが、実際の本社機能は東京都港区東新橋のパナソニック東京汐留ビルに移転しています。